職場レポート

求職者にぜひ読んでほしい。平尾荘 30代リーダーたちが志す、理想の職場とは?

K
平尾荘

皆さんこんにちは!特別養護老人ホーム 平尾荘 職場レポーターのKです!桜も散ってしまいましたが、過ごしやすい5月を迎えて気温も穏やかな日が続いていますね。僕は暑いのが苦手なので、今の過ごしやすい気候が続けばいいのになと毎日思っています。時の流れは早いもので、来月は6月、梅雨シーズンが到来ですね。ついこの前まで厚着をして寒さを感じていたのが噓のようですね。これからは湿気や暑さとの戦いが始まっていきますので、引き続き体調管理には十分注意していきましょう。 さて、今回の職場レポート記事は平尾荘介護課で業務にあたっている3名のリーダー(松本リーダー、太田リーダー、笹川リーダー)にお話を伺ってきました。本来であれば3名に集まっていただき、座談会のようなものを企画したかったのですが、なかなか勤務のシフトの都合や多忙な日々が続いていましたので、それぞれにお話を伺いました。 3名のリーダーが普段からどのような意識で仕事をされているのか、後輩との接し方で注意していることなど気になっていたことを質問してきましたので、最後までご覧いただけると嬉しいです!

3名のリーダーが介護職を志した理由とは?

K:今回は三名の介護リーダーにお話を伺ってきました。まずは介護職を目指した理由について聞いてまいりました!

松本リーダー:「介護職を目指したきっかけはこれ!」と答えれる理由はないんですが、単純に家から近くて求人募集をしていたことがきっかけになりますかね。正直、最初は介護分野のことは全く分かりませんでした。世の中にある高齢者の方が入所して生活される施設は全て「老人ホーム」だと思っていました(笑)

笹川リーダー:僕が就職活動をしていた時代はいわゆる「就職氷河期」だったんですよ。就職活動をしてもなかなか内定が取れず...。大学の頃に少しだけ福祉分野の勉強をしたことがあって、そこをきっかけに介護福祉分野への就職を選びました。
それともう一つの理由としては、僕自身が昔からおじいちゃん子で、自分の祖父が病気で倒れた時に何もできず悔しい思いをした経験がありました。だからこそ、高齢者の方の力になれればと思ってこの道を選ぶきっかけにもなったと思います。

太田リーダー:僕が就職活動する年も、リーマンショックの影響が強く、他の業種への採用状況はとても厳しいものがありました。そんなときに思ったことは「人の役に立ちたい」「困っている人を助ける仕事がしたい」と自分を見つめ直し、福祉業界への就職を決意しました。

平尾荘介護課が誇る3名のリーダーです!いつも頼りにしています!

リーダー職として、日頃の業務で何を大切にしていますか?

K:次に聞いてみたかったことは、3名がリーダー職として日頃から意識されていることや振る舞いなどについて質問してきました。

松本リーダー:例えば他の職員がミスした場合や、上手くいかなかった時などはこちらがカッとなって頭ごなしに責めることだけはしないように気をつけていますね(笑)。 誰も最初から失敗したくて取り組んでいるわけではないので、まずはミスが起こってしまった原因を一緒に考えるようにしています。原因が分かればそれに対する対策を検討するようにしています。同じミスが起こらないようにしていくことが大切ですし、ミスをしないフォーマット作りなどには日頃から意識するようにしています。

笹川リーダー:ご利用者様が毎日笑顔で生活していただけるような環境作り、関わり方についても常に意識しながら業務にあたっています。ご利用者様から聞かれる悩みごとや困りごとがあればお話を聞かせてもらい、少しでも不安を取り除けるように心掛けています。
職員に対しては業務の効率化を意識していますね。どうしても出勤人数などが少ない日が発生してしまう場面でも、日常の業務を無駄なく効率的に動ければ職員の負担やストレスも軽減すると思って毎日考えながら動いています。職員が気持ちよく働ける環境であれば、ご利用者様にとっても、プラスに働く面が大きいと考えています。
あとは、どんな仕事でも大切なことではありますが、「報告」「連絡」「相談」の三つはどんなときも大切にしています。介護課の主任や医務の看護師さん、もちろん他の職員さんとも連携を欠かさないように気をつけています。分からないことは気を遣わず質問できたり、上司部下は関係なくなんでも言い合える職場作りを意識していますね!

太田リーダー:僕は普段から、ご利用者様とのコミュニケーションを大切にしています。意思疎通を行なうことでその日の調子や最近のご様子など得られることがさまざまであると考えているからです。もちろん、一緒に働く職員さんとも意思疎通を図ることは大切だと思っているので、その点を一番意識して毎日過ごしています。

入力業務をされる松本リーダーです!
業務は多岐に渡りますがソツなくこなされています

若手職員と意思疎通を図る際に意識していることは?

K:近頃、世間では部下との距離の取り方や注意の仕方などが難しいといわれていますが、皆さんは若手職員とコミュニケーションを取る際に意識していることはありますか。

松本リーダー:個人的には「声をかけること」を意識しながら接するようにしています。例えば、夜勤明けや欠員が出た際に対応してくれた場合などには「頑張ってくれてありがとうね!」と一言でも伝えることを心掛けていますね。困ったときに助けてもらった時にも「〇〇さんがいてくれて助かるわ~」など、僕自身も上司の方に一言いただけるだけでもまた次の日に頑張ろうという気持ちになれるんですよね。
逆に注意したい事柄についてもどういう風にしてほしいなど、こちらからはっきりと伝えるようにはしています。もちろんオブラートに包みながらではありますが、抽象的に伝えられても言われた側からすれば分からないこともあると思うので気持ちをはっきりと伝えるようには気をつけていますね!

笹川リーダー:仕事の時間とプライベートの時間(休憩時間を含む)のオンとオフを大切にしていますね。基本的なスタンスとしては仕事の際は真面目に厳しく、プライベートでは優しく冗談を交えたりしながら接することを心掛けています。
後輩に対して意見を言うこともありますが、基本的には立場関係なくお互いの意見を尊重することが大事だと思っています。

太田リーダー:僕は話し方や接し方が相手にとって高圧的にうつらないように心がけています。先輩や上司からの発言はどうしても恐く感じてしまうこともあるかもしれませんので、なるべく柔らかい口調で言葉を選びながら会話するようにしています。

申し送り中の太田リーダーです!
上下関係なく意思疎通を図ることを重要視されています!

これから平尾荘をどんな施設にしていきたいですか?

K:最後に、皆さんが思い描いておられる平尾荘の将来のビジョン、どんな施設にしていきたいかをお聞かせください!

松本リーダー:まずはソフト面の強化かなと考えています。入所フロアでは4月からエリア化を導入して、各エリアで毎日担当職員を配置して、ご利用者様一人一人に対して深く理解できるような環境作りを進めています。それに伴って職員全員が今よりもご利用者様のことを考え、毎日しっかりとコミュニケーションを取るようにすること。ご利用者様が今どんなことに興味があるのか、楽しめることを探せる機会になると思います。施設はご利用者様にとってご自宅にあたる場所ですので、皆さんが快適に過ごせるように僕たちもできることをやっていくことが一番大切だと考えています。

笹川リーダー:僕はやっぱりご利用者様も、一緒に働くスタッフ全員が笑顔で働くことのできる施設を作っていきたいですね!ご利用者様へのケアは一番大切でありますが、その場で働くスタッフが働きにくい職場では意味がないと思っていますし、ご利用者様にもいい影響を及ぼさないと思います。だからこそみんなが笑顔で過ごせる環境を作っていこうと思ってます。

太田リーダー:僕は職員全員が同じ方向を向いて行動をできる施設にしていきたいです。スポーツでも職場でもそうだと思いますが、みんなの目標がバラバラだったり、違う方向を見ていてもいいものは作っていけないですよね。平尾荘で働く全員が同じ方向を向いて進むことができればご利用者様にも必ず伝わると思います。ご利用者様に「ここに来て良かった」と思ってもらえる施設を作っていきたいです。

K:今回、介護課の3名のリーダーにお話しを伺って、皆さんそれぞれで素晴らしい考えを持っており、平尾荘をこういうふうにしていきたいという考えを知ることができました。介護課の頑張りはもちろん必要ですが、医務課や事務所で勤務される職員さんの力も必要だと思いましたし、部署関係なく連携を図りながら毎日頑張っていくことが大切であると考えました。

今回インタビューに答えてくださった松本リーダー、笹川リーダー、太田リーダー、この度はご協力いただきありがとうございました!

笹川リーダー(左)と介護職員の皆さんです!
これからもご利用者様のために毎日業務に励まれます。