私が天寿会に就職することを決めた理由は、大きくわけて2つあります。
1つめの理由は、正社員に復帰できる求人だったことです。天寿会で働くまでは、建材メーカーで正社員の営業事務職として働いたのち、引っ越し等の影響もあって短期労働の仕事を転々としていました。「そろそろ正社員に戻りたいなぁ」「前職である事務職の経験を活かせる求人はないかなぁ」と考えていたタイミングで、正社員の事務職を募集している天寿会の求人広告を目にすることになったんです。
そしてもう1つの理由は、両親が住む堺市美原区で介護の仕事を学べる環境であることです。じつは天寿会を入る前にヘルパー2級の資格を取っていたのですが、それは両親や自身の老後を考えてのことでした。地元である堺市美原区に引っ越すことが決まったタイミングも重なり、様々な点で天寿会にご縁を感じ、応募することを決めました。

事務職の仕事内容としては、ご利用者様への請求処理やレセプト（診療報酬明細書）の作成、ご利用者様への接遇などです。前職の経験が活きていることもありますが、ご利用者様との会話で堅苦しい話よりも身近な生活についてのお話が多いですね。事務業務に関しても専用のソフトがありますので、介護に関心を持っていれば未経験でも始められると思います。

仕事のやりがいを感じるのは、誰かの助けになれていると実感したときですね。例えば、職員やご利用者様からのご相談に応対したあと、「ありがとう、助かったよ」と晴れた表情で言われたときは嬉しくなります。

「もっと上の役職者になりたい」とか「何か大きなことをしたい」とか、そういう大それた気持ちはあまりありません。それよりも、誰かの助けになるために、できることを増やしていくことに喜びを感じています。いま振り返ってみると、「できるようになりたい」と思えることが、常に目の前にあり続けたことが、10年以上も長く飽きずに働いていられる理由の一つなんじゃないかとも思います。これからも一つ一つの仕事に向き合って、自分の可能性を少しずつ広げていきたいですね。
それと、同僚と連携しながら、お互いに成長し合えるように関係を深めていくこともしていきたいと思います。やはり、人と関わることが多いほど、成長する機会は増えていくんじゃないかと。実際に私自身も、ある先輩との出会いを成長の糧にさせて頂きました。その方は先のことや周囲のことを考えて常に行動されていて、私がめざす理想の姿としてたくさん真似したんです。お互いのいいところを真似し合える、そんな人間関係をこれからも続けていきたいと思います。