職場レポート

サービス付き高齢者向け住宅 さえずりが目指すところは? 五味多施設長に聞いてみました。

えり
サービス付高齢者向け住宅さえずり

こんにちは!入社4ヶ月、新入職員のえりです。サービス付き高齢者向け住宅 さえずりの第一回レポートは、五味多施設長に、施設が目指しているところを改めて聞いてみました。2022年2月、コロナ渦中にオープンしてから約2年余り。利用者様と家族様との距離を大切に、地域の皆様に愛される施設を目指して、どんなことを大事にしてきたのか。他の施設とは異なる、サービス付き高齢者向け住宅 さえずりの良さをお伝え出来たら嬉しいです。

Q:2022年2月、コロナ渦中のオープンで大変だったことは?

A:五味多施設長
いま振り返れば…何が大変だったかというと、
大変な内容がどの内容かも分からなかったことが、
最も大変だったかもしれません。
初めてのことばかりで大変だった中、
その当時は日々、無我夢中で業務を行っていたので、
あっという間に1日1日が終わっていました。
そんな大変な状況を、笑顔を忘れずに日々を乗り越えられたのは、
別の施設で今まで業務を共に行っていた職員が、
法人からの人事異動で集い、よい施設にしようと一丸になれたからだと思います。
コロナ過でもあり、当時は本当に大変でしたが、
大変だったことも今となれば良い思い出ですね。

施設長 特製ラーメン!今日も朝からやりまっせ~!

Q:「自由度の高さ」を大切にしている意図は何ですか?

A:五味多施設長
比較的自由に面会ができたり、持ち込みもできるだけ自由にしたり、
そういうご利用者様やご家族にとっての自由、ということですよね?
たしかに、一般のサ高住よりも、自由度は高いかもしれません。
もちろん、闇雲に自由にしてるのではなく、意図はあって・・・
まず、サービス付き高齢者向け住宅 さえずりは、看取りまで行う施設として運営を開始しています。
ただし、その当時はコロナ渦だったため、業界的にも面会を制限したり拒絶したりする施設が増えていました。
そのとき最も強く疑問に感じていたのは、
「人生の終末期を大切な家族と時間を共有できない状況になっていること」。
施設運営をしていく上で、まず最初に大事にしなければいけないことは人権であると考え、
当初から、ご利用者本人ができるだけ自由に選択しながら生活することができて、
ご家族もできるだけ自由に面会できるような状態にしようと進めてきました。
面会も、制限したり拒否したりした方がリスクなく、職員の負担も減らせるかもしれないのですが、
その目的に共感してくれて、ルールをつくり、実行してきた職員のみんなには感謝の気持ちでいっぱいです。

月2回開催しているおやつイベントで提供した焼き芋。利用者様の笑顔が私たちの幸せです。

Q:コロナも落ち着きつつある中、今後の目指す施設とは?

A:五味多施設長
サービス付き高齢者向け住宅 さえずりは、
ご利用者本人の“自己決定できる場面”を多く増やしていきたいと考えています。
私たちは朝起きてから自己決定の連続で生活していますが、
無意識のうちに決断していることも多く、
自分で決めることの喜びや有難さになかなか気づくことはないかもしれません。
しかし、施設に入ると簡単な自己決定もできなくなってしまい、
集団生活のルールやスケジュールに従った生活になってしまいがちです。
施設運営サイドが決めた通りの流れで、四角く生活するのではなく、
自己選択、自己決定する場面を多く作り、外部との交流も積極的にとり、
社会的な役割を多く保てる生活を営んで頂きたいと考えています。
自分で選んで、決めて、人とかかわって、
そうした中であふれ出てくる笑顔の連鎖が、毎日を楽しく彩ると思います。
サービス付き高齢者向け住宅 さえずりは、
そんな笑顔にあふれた地域密着型 高齢者向け住宅であり続けたいです。

えり:施設長、取材の協力ありがとうございました!

送り出しの一コマ。今日も笑顔で行ってらっしゃい!