私が天寿会で働く理由
ご利用者様も職員も、
心地よい空間。
その秘訣は、
日々の会話にあります。
心地よい関係性の中で、
人の役に立つ仕事をするために。
経済学部を専攻し、社会福祉とは接点の少ない大学生活を送っていた私でしたが、就活を始める頃に「人の役に立つ仕事がしたい」と思うようになり、介護業界に興味を持つようになりました。様々な法人の職場見学をさせていただく中で、天寿会に惹かれるようになったのは、ご利用者様と職員の距離が他所よりも近く感じて、ここでならより充実感をもって働けそうだと思えたからでした。生まれ育ちは兵庫県で、堺市美原区には何の地縁もありませんでしたが、住む場所も含めて新しいスタートを切ろうと考え、就職とともにこの地区への引っ越しも決めました。
入社後にまず感じたことは、ご利用者様と関係を深めることの難しさでした。例えば、認知症の方とお話しするにはどうすればいいのか。何度も経験を重ね、教育指導を担当してくれた先輩に相談する中で、少しずつ会話の仕方を学び、関係を深められるようになっていきました。天寿会に就職してから10年以上も経っていますが、まだまだ学ぶことは多いですね。ご利用者様の役に立つために、専門スキルの習得だけでなく、人としてもまだまだ成長していきたいなと思っています。
日々の会話の積み重ねが、
居心地の良さをつくり出していく。
ご利用者様から「ありがとう」と笑顔で言ってもらえると、やはり嬉しくなりますね。ご利用者様にとっては生活の場ですので、居心地よく過ごしている姿をみることは、施設のスタッフとして喜びに感じます。
施設での過ごしやすさをつくるには、どんな方にも、こまめに挨拶をし、会話を重ねることが大切だと考えています。例えば、笑顔が少なく、一匹狼的に過ごされているご利用者様がいらっしゃいました。そのとき、距離を取ってそっとするよりは、あえてこまめにお声がけするようにしたんです。すると最初は真顔で「うるさいなぁ」と言われていたですが、何度も話しかけていると、苦笑いしながら「うるさいなぁ」と言ってくれるようになったんです(笑)。
仕事なので効率も大切ですが、そういった些細だけど人間的に豊かなやり取りを、日々大事にしたいなと思います。そういったコミュニケーションや何気ない助け合いの積み重ねが、ご利用者様の居心地の良さにつながり、さらに職員にとっての居心地の良さにもつながると思うんです。この居心地の良さを僕は「アットホーム」と言っているのですが、ホームにいるような感覚でご利用者様も職員も一緒に過ごせているのが、僕の理想ですね。
長く働きたくなる、
アットホームな風土をつくりたい。
30代になると後輩が増え、若手に指導する機会が増えてきました。いい関係でいまも一緒に働いている後輩は多いのですが、中には辞めてしまった後輩もいます。退職理由はそれぞれあったと思うのですが、もっと気軽に相談し合える職場になれば、長く続けられる人は増えるんじゃないかと思うようになってきました。そういった背景もあって、僕は若手が相談しやすい環境をつくることを意識しています。仕事の話だけでなく、ときには趣味の話をしたり、みんなの前で各メンバーの良い取り組みを共有したり。各々がより「アットホームさ」を感じられる組織文化づくりに力を入れています。
あとは、自分自身を含めた職員みんなのスキルアップにも力を入れていきたいですね。施設単位では毎月のように研修が行われていますし、つい先日まではリーダー層向けの半年間の研修プログラムに参加させてもらいましたので、そういった機会をちゃんと活かして、成長につなげていきたいと思います。みんなで連携してスキルを高め合いながら、施設のサービスレベルを高めていく。そんなサイクルを、みんなとつくっていきたいと思います。
オフの過ごし方
休みの日は家族で出かけることが多いですね。私が住んでいるエリアは、公園やお店に困りませんし、近くには大きなショッピングモールもあります。また、南海電車に乗れば難波にもすぐ出られます。ちなみに、僕は職場には自転車で通っています。