職場レポート
- 堺市美原区にある訪問看護ステーションてんじゅで理学療法士として働く、入社5年目のShotaです。今回のてんじゅの職場レポートは、入社してもうすぐ1年の理学療法士坂本さんです。前職は病院勤務、この度訪問看護の世界にやってきてくれた理学療法士3年目。実際、働いてみて感じる訪問リハビリや訪看てんじゅの良さを聞いていきたいと思います。
訪看のリハビリと病院のリハビリとの違いは?
訪看は自宅に行きご利用者様とマンツーマンになる為、指導してくれる先輩が近くにいない不安や怖さはあります。訪看はご利用者様のリハビリ回数が少なく、病院は毎日リハビリ、訪看は多くても週三回。関われる回数が少ないからこそ効率的なリハビリで結果をださないといけないプレッシャーを感じます。
あと、病院は退院があるので実際に家に帰ってからの生活がわからない。今までスタートラインに立たせて終わりっていう感覚にもどかしさを感じていました。その人の人生はまだまだ続く、訪看は退院後も携わることができる素敵なところだと思います。だからこそ良いプレッシャーを感じられるし、適切かつ効果のあるリハビリを提供しないといけないと気が引き締まります。それと、生活環境の問題に直結したリハビリを考えが提供し、ご利用者様やご家族様の反応をダイレクトに感じられるところが楽しいです。
訪問リハビリに携わる中で何が必要?大切にしていることは何?
コミュニケーション能力!傾聴する力、質問力、相手の話したい話題を引き出す力、その中の情報を整理する力も大事。あと、もちろんリハビリ技術。話相手がほしい方が多いのかなと感じますのでリハビリの短い時間でも楽しい時間を感じてほしい。情報収集がメインとならないように気を付けています。
ご利用者様の実生活の中で本当に何が必要か何を求めているか。それをいかに察知できるか。問題をスピード感もって解決できるか。ご利用者様の為になることを常に考え提案することで信頼関係が築けると思っています。
これらの能力や技術、考え方は最初から持っていれば言うことないですけど、訪看てんじゅでは嫌な顔せず教えてくれる先輩が多いので、色々質問して働く中で勉強させてもらっています。
色々な場所に移動する相棒です!
訪看てんじゅで働いて印象に残っている利用者様は?
A様、片麻痺のご利用者様なんですが一人担当している中で、歩行車歩行までもっていけたけど、行き詰まってしまった。その先のビジョンが見えない中で、そのレベルで安定性を高めるリハビリを提供していました。自分が休みで一度先輩に入ってもらった時「あの人のレベルをあそこで終わりにしたらあかん。まだまだ、上の段階にいけるし持っていかなあかん、Aさんの為にもあえてプレッシャーかけんで。」と言われました。
一人相撲している中で声をかけてもらい、相談に乗ってもらったり、時間が空いているときは同行してもらい直接治療方法や考え方のアドバイスをもらい実践していくことで驚くほど進歩がみられました。そこで相談する大事さや本当に困ったとき相談できる安心感を感じました。
何より、もともと無気力で笑顔が少ない方でしたが喜ぶ笑顔が増えました。進歩したことで活動量が増え、良くなりたいという意欲もあがっています。改めて人の人生を左右する自覚や責任感を持ちましたし、こんな経験をさせてくれるご利用者様に感謝しています。良くなってくれたら、やっぱり自分もすごくうれしいですね。
ちなみに、現在A様は外を杖で歩けています。
Shota: A様との出会いは一年も経たない中での大きな成長になりましたね。どんどんご利用者様を幸せにしていきましょう!ありがとうございました!
2キロ先まで歩けるようになるのが目標です!
もうすぐ入社1年!頑張っていきまーす!