働く環境研修レポート
新たな学びがあるから、
行動が変化する。
行動が変わるから、
新たな学びが得られる。
天寿会は、職員が積極的に「新たに学ぶこと」、「学んだことを行動に活かすこと」を推奨しています。
どんな研修に参加し、職員は具体的に何を学び、職場でどう活かしたいと思ったか。
こちらの研修レポートページでは、 研修に参加した職員の“学び”を一部シェアしていきます。
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平尾荘施設内研修 防災訓練
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平尾荘施設内研修 AED使用方法について
研修内容
施設内および緊急時のAEDの使用方法、救急隊到着~引継ぎまでの一連の流れについて研修を行ないました。
研修を通して学んだこと
高齢者施設において、AEDを必要とする可能性は非常に高く、初動が早いことによって速やかに病院搬送を行ない、一命を取り留めることが多いということを研修を通して認識することができました。
今後にどう生かしていきたいか
救命措置についてはできるだけ多くの人との協力が必要となってきます。一人で全てをまかなうことは困難であるため、日頃から職員間の連携を高めたり、コミュニケーションを取れる状況にしていることで有事の際に的確に対応できると考えました。逆に夜間帯など職員が少ない場面についても限られた人数で行わなければならないため、一人一人がAED使用の流れを理解して、実行できるようにしていければと思っています。
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高齢者・要介護者が元気に食べる為の口腔ケア講習会 ~介護される方への口腔ケア実習~
研修内容
高齢者の方々に好発する誤嚥性肺炎などを防止するため、歯科衛生士の先生方による口腔ケア講習会を受講してまいりました。食前食後のケア方法、ケアを行なうためのアイテムや使用方法などに関しても指導いただきました。
研修を通して学んだこと
実際にマネキンを使用して、先生方の口腔ケア方法を一通り確認した後は自分の口腔内で、ケアアイテムを用いて実践する機会を得られました。鏡で確認しながら行なったのですが、磨き残しや汚れが取れにくい箇所などを再度確認することができました。
今後の業務に生かせること
ご利用者に対しての口腔ケアにおいても、まだまだ自身の方法ではケアが不十分であることを再認識することができました。今回講習会に参加させていただいたことにより、口腔ケアの重要性をより実感することができました。自分が学んだことを施設に持ち帰って実践してみたり、他の職員ともディスカッションを続けながらよりよいケアを提供できればと考えています。
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堺市特定給食研究会 防災イツモ講座
研修内容
近い将来に必ず起こると想定されている南海トラフ巨大地震、上町断層直下型地震など大規模災害に対して、自分たちに今できる備えや対策などを、座学や火災時の避難方法、実際の震度体験を通してまずは正しい情報を精査することを目的に今回参加いたしました。
研修を通して学んだこと
地震発生時の家具の固定方法や、災害備蓄品の内容や種類に関しても今まで自分が考えていた方法ややり方とは違ったものを知ることができました。また、受講前までの自身の災害への把握や備えでは到底足りないということを痛感させられる機会となりました。
今回の資料や内容は、阪神淡路大震災で被災された方々の経験談を基に作成されたマニュアルであり、被災生活で役立ったもの、そうでなかったものを知ることができ、大変有意義な研修内容でありました。今後にどう生かしていきたいか
今回、このような研修に参加させていただき、施設内における備蓄品を改めて見直す機会となりました。ライフラインが長期間寸断された場合に必須となる食料品や電気、ガス用品などの物品が足りないことを再認識することができました。
施設の所在地は都市部から離れていることもあり、救助の手はなかなか届かないということを常に想定し、その間は職員が協力してご利用者の生命をつないでいかなければなりません。そのために何が必要であるかを再度職員間で検討しながら準備を進めていけるよう努力してまいります。 -
2023年 次世代リーダーシップ研修 成果発表会
研修内容
リーダーシップ発揮に向けて、職場の改善テーマを自ら設定し、3ヶ月間かけて実際に改善に取り組む研修に参加しました。最終日には、24人のリーダーが職員を巻き込みながら自施設で取り組んだ内容と成果の共有を行いました。
学んだこと
当初立てた改善目標を、参加した24人のほとんどの職員が達成していたことが驚きでした。自ら進んでテーマをきめて、目標を立て、声をかければ、多くの職員は協力してくれることに気づくことができました。行動さえすれば、現状を変えることができると体感できたのは、大きな学びました。
今後どう活かしたいか
研修だけでおわらず、新たにテーマを決めて、改善に取り組むこと自体を習慣化したいと考えています。また、この成功体験を同僚にも共有して、「自ら考え、自ら動く」組織風土をつくっていきたいと思います。
研修内容
施設での災害発生時を想定して、食事提供(カレー)を炊き出しおよび避難訓練を実施いたしました。
研修を通して学んだこと
カレーの炊き出しについてはやはり調理に時間がかかり、災害時に行なうことは難しいと考えました。特に入所されているご利用者の人数や、職員の数を想定すると、物品や食料についても多くのものを必要とするため、インスタントや簡単に調理できることものがベターであると考えました。
今後にどう生かしていきたいか
炊き出しに関しては今回実際に調理をしたことで、有事の際にはかなりの労力と時間を費やすことを実感することができました。介護度の高いご利用者の避難についても今後職員間で再度検討の余地が必要であり、災害時の動線や連絡手段に関しても個々で理解を深めていくことで、実際に起こった場面でも落ち着いた行動を取れるのではないかと検討いたしました。